SNSで知らない人から友達申請が来たらどうする?安心な対応の仕方
知らない人からの友達申請、ご心配ではありませんか
LINEやFacebookを使っていると、見覚えのない方から「友達になりませんか」という申請が届くことがあります。驚いたり、不安に感じたり、「受け入れたらどうなるの?」と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
知らない人からの申請は、決して珍しいことではありません。このページでは、なぜそのような申請が来るのか、そして、もし来た場合にどのように対応すれば良いのかを、分かりやすくご説明します。ご自身の安全を守りながら、安心してSNSを使えるようになるためのヒントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
なぜ知らない人から友達申請が来るのでしょうか
知らない人から友達申請が届くのには、いくつかの理由が考えられます。
- 単なる間違い
- 相手の方が、電話番号や名前を間違えて検索し、たまたまご自身のアカウントを見つけて申請してしまった、という場合です。
- 共通の知り合いがいる
- どこかでつながっている共通の友人がいて、そこからたどって申請が来たという場合もあります。しかし、普段連絡を取らない方だと、見覚えがないかもしれません。
- なりすましや詐欺の可能性
- 残念ながら、ご自身や知り合いになりすまして、個人情報を聞き出そうとしたり、詐欺に巻き込もうとしたりする悪い目的の申請もあります。これは特に注意が必要です。
どの理由であっても、まずは落ち着いて、次に説明する対応方法を試してみましょう。
まずは確認すること:その申請、本当に知らない人ですか?
申請が来た時に、すぐに「承認する」ボタンを押すのは少し待ってください。まずは、その申請をしてきた相手がどんな人なのか、少しだけ確認してみましょう。
- 相手の「プロフィール」を見てみましょう
- LINEやFacebookで友達申請が来ると、相手の「プロフィール」(写真や名前、自己紹介など)が表示されます。ここをタップして、詳しく見てみましょう。
- ポイント:
- 写真に覚えがありますか?
- 名前は分かりますか?漢字や読み方が少し違うだけかもしれません。
- 共通の友達がいると表示されていますか?もしいるなら、その友達に「この人、知ってる?」と聞いてみるのも良い方法です。
- 相手の「投稿」(タイムラインやウォールなど)が見られる場合は、どんな内容が投稿されているか、不自然な点はないか見てみましょう。
- もし、写真も名前も全く覚えがなく、共通の友達もいない、投稿内容も不自然なものばかり、といった場合は、注意が必要です。
知らない人からの友達申請への具体的な対処法
確認した結果、やはり「知らない人だな」「怪しいな」と感じたら、次の方法で対応してください。
対処法1:何もしない(無視する)
一番簡単な方法は、何もしないでそのままにしておくことです。 友達申請は、ご自身が「承認する」ボタンを押さない限り、相手が勝手に友達になることはできません。そのまま放っておいても、特に問題はありません。
- LINEの場合: 申請は「友だち追加」の画面に表示されたままになりますが、ご自身が動かない限り友達にはなりません。
- Facebookの場合: 申請は「友達リクエスト」の画面に表示されたままになります。こちらも「承認」を選ばなければ友達にはなりません。
対処法2:申請を「拒否」または「削除」する
もう二度と申請の表示を見たくない、と感じる場合は、申請を拒否したり、削除したりすることができます。
- LINEの場合(「友だち自動追加」をオフにしている場合):
- LINEを開き、画面下にある「友だち」のボタンをタップします。
- 画面右上の「人のマークにプラス」のアイコン(友だち追加のボタン)をタップします。
- 「友だち追加」の画面の一番上に、「〇〇からの友だち追加」という表示があれば、それが申請です。
- その申請の横に表示されている「削除」というボタンをタップします。これで申請が消えます。
- Facebookの場合:
- Facebookを開き、画面下にある「人型のアイコン」(友達リクエストのボタン)をタップします。
- 届いているリクエストの一覧が表示されます。
- 承認しないリクエストの横にある「削除」または「リクエストを拒否」というボタンをタップします。これで申請が消えます。
対処法3:相手を「ブロック」する
もし、今後一切相手から連絡が来ないようにしたい、自分のSNSを見られないようにしたい、という場合は「ブロック」という機能を使います。ブロックすると、相手はご自身の投稿を見たり、メッセージを送ったりできなくなります。
- LINEの場合:
- 相手のプロフィール画面を開きます。
- 画面右上の「三本線」または「…」(メニュー)のマークをタップします。
- 表示された項目の中から「ブロック」というボタンをタップします。確認画面が出たら「ブロック」を再度タップします。
- Facebookの場合:
- 相手のプロフィール画面を開きます。
- プロフィール写真の下にある「…」(その他)のボタンをタップします。
- 表示された項目の中から「ブロック」というボタンをタップします。確認画面が出たら「ブロック」を再度タップします。
ブロックは、万が一相手が不審な動きを見せた場合などに、ご自身の安全を守るための大切な手段です。安心して使ってください。
もし、間違って承認してしまったら
「うっかり承認してしまったけれど、やっぱり知らない人だった」という場合でも、ご心配はいりません。落ち着いて対処しましょう。
- メッセージが来ても返信しない
- 承認した後、相手からすぐにメッセージが来るかもしれません。ですが、知らない相手からのメッセージには、決して返信しないでください。
- すぐに「ブロック」する
- 先ほどご説明した「ブロック」の手順で、すぐに相手をブロックしてしまいましょう。ブロックすれば、相手はもうご自身にメッセージを送ったり、投稿を見たりできなくなります。
今後のための予防策と注意点
SNSを安心して利用するために、普段から少しだけ気をつけておくと良いことがあります。
- プライバシー設定を見直す
- LINEやFacebookには、「誰が自分に友達申請を送れるか」という設定があります。例えば、「電話番号で検索できないようにする」「知り合いかも、に表示されないようにする」「友達の友達からのみ申請を受け付ける」などの設定ができます。
- ご自身の設定を見直して、より安心して使えるように変更することをおすすめします。設定の場所は少し分かりにくいかもしれませんが、各SNSの「設定」や「プライバシー設定」の項目を探してみてください。
- 安易に個人情報を公開しない
- SNSのプロフィールには、必要以上に詳しい住所や電話番号、家族構成などを書き込まないようにしましょう。
- 知らないリンクやメッセージには注意する
- たとえ友達になった相手からでも、見慣れないウェブサイトのリンクが送られてきたり、お金の話や個人情報を聞かれるようなメッセージが来たりした場合は、絶対にクリックしたり返信したりしないでください。すぐにブロックして報告することも検討しましょう。
- 困ったら信頼できる人に相談する
- もし、今回のようなことでなくても、SNSの利用で困ったことや不安なことがあったら、家族や友人など、信頼できる人に遠慮なく相談してください。一人で抱え込まず、助けを求めることが大切です。
まとめ:安心してSNSを楽しみましょう
知らない人からの友達申請は、誰にでも起こりうることです。大切なのは、慌てずに、冷静に対処することです。
- まずは相手のプロフィールを確認する。
- 知らない、怪しいと感じたら、無理に承認しない。
- 必要であれば「拒否」「削除」「ブロック」といった機能を使う。
- もし間違って承認してしまっても、焦らずすぐにブロックする。
これらの方法を覚えておけば、いざという時も安心です。SNSは、離れた家族や友人との交流、趣味の情報収集など、私たちの生活を豊かにしてくれる便利な道具です。正しい知識を持って、これからも安全にSNSを楽しんでください。